2024/04/18
地域連携の新たな一歩を踏み出す
「シビックテックアライアンス」
プログラムを開始!

一般社団法人シビックテックジャパン(本社:東京都中央区、代表理事:小俣博司、以下シビックテックジャパン)は、シビックテック*に取り組む地域の企業間連携により地域課題解決や地域活性化に取り組むためのプログラム「シビックテックアライアンス」を開始したことをお知らせいたします。


背景

地域の課題が多様化し、行政だけでは解決や維持が難しい事業について、シビックテックの考え方を取り入れることにより、多様な人々が共創し取り組むことが重要になっています。

しかしながら、地域事情を深く知っている地域企業がシビックテックの考え方を持っていたとしても、課題解決に取り組むために不足している要素(ヒト・モノ・技術等)が潜在していることで、都市部にある大手企業に地域案件を獲得されてしまうこともあり、「地域で資金が循環しない」、「地域企業の活性化・人材育成・知見の蓄積などに繋がっていない」、「地域住民が置き去りにされる」といった場面が見られます。


シビックテックアライアンスと事例

こうした背景から、シビックテックジャパンでは「シビックテックアライアンス」を立ち上げました。アライアンスでは、シビックテックの視点を持つ複数地域の企業や大学などの組織が連携することで、地域企業の不足している部分を補い合い、地域の市民参画を促進しながら各地の課題解決を行います。シビックテックジャパンではその支援を行い、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。

シビックテックアライアンスの第一弾として、SAGAスマート街なかプロジェクト(佐賀市)において下記の企業や研究機関による連携を支援し、課題解決に取り組むプログラムを開始いたしました。

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株式会社ローカルメディアラボ(佐賀市 地域企業)

株式会社ウェブインパクト(豊橋コア:豊橋市)

YuMake株式会社(大阪市)

名古屋工業大学 白松研究室(名古屋市)

・株式会社ソシアノッター(名古屋市:白松研究室発のベンチャー)

岡山大学 コンヴィヴィアルコンピューティング研究室(岡山市)


シビックテックジャパンは、引き続きシビックテックアライアンス第一弾の支援を行っていくとともに、今後もアライアンスプログラムを増やしていく予定です。「シビックテックアライアンス」を通じて、技術と共に地域社会の持続可能な発展に貢献してまいります。


また、このような取り組みを通して、地域の社会課題解決の担い手となるゼブラ企業(「ローカル・ゼブラ企業」)が増加していくことにも同様に貢献してまいります。


*シビックテック

シビックテックとは、シビック(市民)とテック(主にデジタル技術の意味)を組み合わせた造語で、地域住民が地域課題解決を目指してデジタル技術も活用し取り組む活動です。
*ローカル・ゼブラ企業

ゼブラ企業とは、2017年にアメリカで提唱された概念であり、時価総額を重視するユニコーン企業と対比させて、社会課題解決と経済成長の両立を目指す企業を、白黒模様、群れで行動するゼブラ(シマウマ)に例えたものです。ローカル・ゼブラ企業とはこれに則り「地域の社会課題解決」の担い手となるゼブラ企業を指します。(中小企業庁HPより)


【シビックテックジャパンについて】

一般社団法人シビックテックジャパンは、テクノロジーやデザインにより地域社会の課題解決を支援することを目的として設立されました。シビックテックを促進し、持続可能な社会の実現に向けて、様々なプロジェクトやイベントを展開しています。

【お問い合わせ先】

一般社団法人シビックテックジャパン シビックテックアライアンス担当

Email: info@civictech.jp